英検®︎3級 ライティング問題の特徴と勉強法

こんにちは、英語専門個別指導クオリアの中島です。

英語初心者の第一の壁が英検®︎3級になるかと思います。

英検®︎3級は中学生レベルですが、1〜2年勉強をすれば小学生でも十分可能なレベルです。

英検®︎はライティングで高スコアが取れると受かりやすい試験ですので、今回は3級のライティング問題の特徴と書き方のコツについて紹介していきます。

英検®︎3級と4級との違い、ライティングの難易度

英検®︎4級では並べ替えのみで文章を書く問題はありませんが、3級から本格的なライティング問題が出てきます。

とはいえ、難易度はそれほど難しくはなく、きちんと英文法の基礎と簡単な単語を知っていれば誰でもできるようになります。

英検®︎3級ライティングの特徴

英検®︎3級のライティング問題の特徴は以下のようなものです。

主観的な意見が問われる

3級の英作文のパターンは主に以下の二つです。

英検®︎3級ライティングの特徴

  • 簡単な意見を問う問題
  • 経験や体験を問う問題

たとえば、

英検®︎3級ライティング問題例

  • 「夏と冬はどちらが好きですか?」
  • 「あなたの好きな季節はなんですか?」
  • 「お休みの日は何をして過ごしていますか?」
  • 「あなたは留学をしてみたいですか?」

のような問題になります。

内容うんぬんよりもまともな英文が書けているかが見られるので、回答はどのような意見でも構いません。

自分の好き嫌いの回答で構わないので、

「私は〜が好き」、「私は〜がしたい」、「私は〜が好きじゃない」

などの文が書ければ十分です。

準2級からは客観的な根拠と意見が求められるようになりますので、その点が準2級と3級の大きな違いと言えます。

基本的な文法でOK

文型でいうと、第3文型までをしっかりと理解していれば十分です。

なお、クオリアでは2つのパターンで教えており、

英語の2つのパターン

  • A=B(何がどうだパターン)
  • A→B(何がどうするパターン)

これらをきちんと理解できれば、あとは語彙力の問題です。

クオリアではこのようなカードゲームなどを用いて、楽しみながら文を作る練習をしています。

学研ステイフルHPより-英語でブンツクル

英検®︎3級ライティング攻略法

では具体的な勉強法やコツについてお話をしていきます。

以下の3つが大切です。

1.書きながら使える語彙力を増やす

理解できる語彙力と使える語彙力は違います。

使える語彙力を増やすためには、やはり使いながら学ぶしかありません

3級というものの、英語は学びはじめのうちから、ライティング課題に取り組むことは効率的な学習だと思います。

実際に使ってみることで言葉の使い方や定着度も上がるからです。

「よく分からない」、「間違えたらどうしよう・・・」などと思わずに、とにかくやってみて、直しながら学ぶのが手っ取り早い方法です。

どんどんチャレンジしていきましょう。

2."want to 〜"、"enjoy 〜ing"、"like 〜ing"を使う

英検®︎3級のライティングでよく使えるフレーズはこの3つです。

まずはこれらのパターンを覚えてしまいましょう。

また、このフレーズの中に不定詞や動名詞という文法が使われていますので、書きながら英文法についても学んでいきましょう。

教科書で理屈で教えられても使えるようにはなりません。

使える英文法は使いながら学ぶことです。

3.指導者に教えてもらう、添削を受ける

個人的に一番良いと思える語学学習法は、
自分が言いたいと思ったことをすぐに翻訳してもらうこと」です。

英作文課題を与えられて翻訳するよりも、自分のアイデアを英語にしていく方が効果的です。

なぜなら自分で考えたことの方が実感があるため、記憶に残りやすいからです。

最近では、グーグル翻訳やchatGPTを使えば、一人で翻訳練習もできなくはないですが、とくに初めのうちは英語のできる人に教えてもらう方が良いでしょう。

ちなみに、私の指導では、

「何を言いたいのか?」

をよく生徒に確かめます。

そして、その生徒のアイデアを英語でどう表現すれば良いか、ヒントをあげながら翻訳していきます。

「英語は英語のままに」と言いますが、これまでの経験上、初心者には無理です。

英語を英語のままに理解できるようになるまでに数年はかかるので、
その間一切のアウトプットをしないとかえってモチベーションは下がってしまいます。

まずは日本語を使って良いので、翻訳を通じて英語感覚を身につけるべきだと考えています。

添削を受けることは大切

もうひとつ、人から教えてもらうメリットは添削が受けられることです。

添削を受けなければ自分の間違いに気づけませんし、より良い表現やアイデアも学べません。

添削を通じて文法のことや使える語彙力を身につけることできます。

英検®︎3級ライティングのコツ まとめ

では最後に記事の内容をまとめます。

英検®︎3級の特徴としては、

英検®︎3級 ライティング問題の特徴

  • 主観的な意見が問われる
  • 内容よりも正しい英文が書けているかどうかが大切

難しいことは考えなくて良いので、基本的なパターンや語彙に慣れましょう。

そして、学習方法としては

英検®︎3級 ライティング問題の学習法

  • 実際に書くこと
  • "want to 〜"、"enjoy 〜ing"、"like 〜ing"を使う
  • 添削を受ける、できないときは翻訳をしてもらう

ことが大切です。

英語のライティングは英語の4技能のうちでも、最も独学が難しいと思いますが、スピーキングの基礎になる重要なスキルです。

結局、まとも英文が書けなくて、まともな英語は話せません。

はじめからスピーキングをやってみても大体うまくできずに自信を失うだけなので、初学者は特に書くことから始める方が良いでしょう。

英検®︎のライティングやアウトプットができるようになりたい方は、ぜひ一度体験授業にお越しください。

英語って実はそんなに難しくないんだ、ということを分かってもらえると思います。

基本的には岐阜市内でレッスンをしていますが、オンラインも可能です。

ではまた次回。